お盆といえば、お墓を彩るカラフルな盆灯籠ですよね。
…といってもこれ、広島の浄土真宗の風習なんだそうで県外の人が見たらびっくりするらしい。
広島人にとってはその時期になるとコンビニにでも売っている当たり前の風景なんだけどねぇ。
…で、その当たり前のこの風景、我が家のペット霊園に眠る子たちにもやってあげたいとおもったのが、ことの発端。
でも、人間用って人の背丈ほどあるわけで、それを霊園で彼らが眠るボックスにはおけません。なので、竹串やら折り紙やらを使ってペット用をつくってみました。
何度も試作品をつくってみて、一番かんたんにできる方法が自分なりにできたので、ここでみなさまにお裾分けします。
ペット用盆灯籠の作り方
※本来の盆灯籠の作りとは異なります。宗教的な意味よりはあくまでも我が子の盆をお迎えするためにハンドメイドで楽しむことを主眼に置いておりますので、ご了承ください。
※本来は六角形なのですが、竹串サイズに六角形で作ると見た目のバランスが悪くなるので五角形にしてあります。また、人間用は灯籠の1枚の下をはずす作りになっていますが、ペット用はあくまでも模倣したものになりますのでそのような作りには対応しておりませんので、ご自身でアレンジされてくださいね。
いるもの:竹串(またはそれに準ずるもの)、プリンタと白い用紙、のり(もしくはグルーガン)
1.データを印刷します。
盆灯籠印刷用データ( aiデータ+PDFデータ A4 )
2.印刷された用紙の盆灯籠と飾りを切りはずして下さい。初盆(四十九日以降初めてのお盆)を迎える場合は白いセットを使って下さい。家紋をいれるタイプの盆灯籠と似た感じで絵をいれるなら左から2枚目の位置がオススメです。
3.灯籠部分は五箇所、飾りは上部の五角形部分の真ん中に折れ筋をいれます。
4.飾りは2箇所、下から約4cm程度切れ込みをいれ、短冊にします。
5.切り取った灯籠部分の折れ目に沿って、左から飾りを1枚残して4枚貼り付けます。ノリは以下の色が変わる部分の裏あたりにつけてください。なお、色の組み合わせの指定はありません。
6.灯籠部分の端と端を糊付けします。面積の狭い方を中に入れ込むように貼って下さい。貼り付けた部分に5枚目の飾りをつけます。
7.竹串の持ち手の方の端にマスキングテープをぐるぐる巻きにし、厚みを出します。
8.竹串の先端を灯籠部分の上部から差込み、下から引き出します。7のマスキングテープでひっかかるまで出します。
9.マスキングテープを3cm程度用意し、灯籠部分の先端と竹串を1周分とめます。キツめにしぼって止めるくらいがよいです。
10.マスキングテープで9の下部から、竹串を巻きます。斜め下に引っ張りながら絞りつつきつめに巻くくらいがいいです。竹串の2/3程度巻いたら巻くのをやめます。(竹串の素材感を出したほうが本物っぽい)
11.飾りを少しずつ自由に曲げて風にたなびく雰囲気を出し、台座をオアシスなどで作ってかざりつけて完成です。
POINT 本格的な見た目にするなら…
・飾りを折り紙の金色で作る
・3で折る灯籠部分の折れ目の内側に沿って5〜5.5cmに切った竹串をグルーガンで接着する
・折り紙を3cm角で切り、その切った折り紙であみ飾りを作って2箇所に飾り付ける(残り3箇所は飾りをつける)
※四角→四角→1/3の位置で谷折り→1/3の位置で山折り→左右から順番に切れ込みを入れる→開いて真ん中適当につまんで下向きに隙間をあける→親指でなでながらのばす→一番下の大きいパーツをぷくっときれいに整える
↓ こんな感じで本物っぽくなりますよ。
ペット霊園の我が家のボックスはとっても明るくそれっぽく派手になりました(笑)