学校が廃校になってしまった…。
それ自体はさみしいことだけど、学校の備品たちをただ捨てるだけではなく、新しく大切にしてくれる人のもとへ送りだそう。
という考えのもとで開催される「廃校ノスタルジアin庄原」今回で3回目となりました。
譲渡ではなく、販売。
といってももちろん中古品なので格安で、売上は地元庄原の子供たちの教育に全額あてられるそうです。
廃校ノスタルジアの舞台
今回は廃校になってしまった旧帝釈小学校が舞台です。
建物自体はとてもきれいで、もしかしたら今も地域行事とかで使われているのかな?
校庭ともう一カ所の近くの空き地に車を停められます。
出店されているもの
各部屋に関係する物品が出店されており、会計はその場ですませます。
そもそもこれは何だろう??という全く使い方のわからないものもあれば、これがこの価格?やっす!っとなるものもあります。
音楽室
小太鼓大太鼓、指揮棒、アコーディオンなどなど、付属品から大きなものまで揃ってます。
図工室
ばれん・彫刻刀・かんな・のこぎりなど、日曜大工でも使えそうな、でも学校用なのでしっかりした作りのものたちがならびます。
家庭科室
お皿やスプーンフォークのまとめ売り、炊飯器やトースター、大小含む鍋類、ポット、給食配膳用グッズなど。
給食配膳用グッズは毎回大人気、お皿類は家庭科実習の時でないと使われないので、かなりきれいです。
理科室
使いどころもそのものの存在意義もよくわからない実験道具満載(笑)
味がでているものが多いので、オブジェとして使用するのがいいのかも!
校長室と職員室
味のある黒板から古い地図から、謎の高級そうな校長室にある文鎮まで。
理科室や図工室のような専門の部屋所属ではなかった教材たちがまとめて置かれています。
図書室
子供用の絵本から高校生用の進路に関する本もあれば、ブリタニアの図鑑もあり。
とにかくなんでも5冊で100円です。
体育館
大型のものがここにいます。
人気なのは跳び箱、机、木琴のように見えました。
オークションタイムもあり、人気の出そうな商品がオークション式で落札できるようになっています。額をつり上げたいというよりは、エンターテイメント感を出したい感が強い企画に見えました。
バスケットゴールは4,000円(この子は前回もいた主的な存在)、頑丈な戸棚類も2000円~。
ちなみに、小さなお子さんを連れたおしゃれな若い奥さまがでっかい木琴を二台ゴロゴロさせて持ち帰りされていたので、思わず「それ、おうちに置かれるんですか?!」って聞いたんです。
そしたら「こどもの保育園の音楽指導のために卓上の木琴を買ったけどそれでは充分でなく、本物をおうちに置いて練習させようと思うんですー」って。
木琴ちゃん、新しい受け入れ先(少しお金持ちそう、きっと家も大きそう、きっと防音もわりかししっかりそう、全部想像だけど。)が決まってよかったねぇ…とシミジミ。
“こんなもんどうするんだ、持って帰れるの?!”と思うものもありますが、たくさんの人たちが廃校ノスタルジアを知り、たくさんの人たちが廃校ノスタルジアへやってくることにより、新しい可能性が広がっているようです。
校庭
コーヒーから、府中焼き、手打ちそば、ちぢみ、フランクフルト、地域の特産品など。ここは開催回により内容が変動します。
イベントを楽しむポイント
早く行く。
毎回、給食のお皿運び用のカゴや体育館内の机などが瞬殺です。これを狙うならとにかく早く現地へ。開場一時間前にはすでに列があるそうです。
持ち物
モノを積める車とスリッパとエコバックはあったほうがよいです。スリッパはなくても大丈夫ですが、地味に足裏からの冷却ダメージをくらいます。また、体育館は靴を履き替えての移動となるため、靴は脱ぎ履きしやすいものを選びましょう。
朝ご飯
広島市内から考えると朝早い出発となりますが、食べていった方が無難。飲食販売ブースでお腹いっぱいに…ということはならないかなとおもわれます。小腹を満たすのにちょうどいい感じです。
半額タイム、値引き交渉
様子を見てだとは思いますが、今回は13時ころ、全体的に一気に値下げが始まりました。前回は終了間際のお客さんが減った頃、まとめ買いの値下げ交渉もできましたよ。(それで大きな地球儀やイーゼルまとめて500円で買った。)
たぶんもう少しの間は開催される??
そんなにバカスカと廃校するわけではないので、おそらく、今後販売点数は減っていくとおもわれますが、第4回、もしくは出張ノスタルジアが開催されるのではないかと思われます。
各ページに情報が載っていますので、確認してみてくださいね!