ゴンチャ(貢茶)シャレオ店のオープンを見守ってきました!
広島では「市内へ行く」という表現があります。
この「市内」ですが、広島人自身、どこが市内なのかわかっていないけど町を指して「市内」ということがとても多い。広島市内にいても「市内へ行く」ということもザラ。
ということで、市内がどこかを調べてみました。
「市内」とは?
この市内、もともとは広島の70年代に旧市内のことを指しています。
旧市内とは、昭和40年以降に広島市に編入した地区(広島市安佐北区・安佐南区・安芸区・佐伯区)が含まれていない、昔の広島市(広島市中区、東区、西区、南区)のこと。だいたい広島の三角州の部分がざっくり旧市内です。
「旧市内」=「栄えていた場所」=「市内へ行く」=「広島の中で一番栄えている中心地へ行く」
そんな意味合いを持っていた「市内へ行く」は、新しい広島市になっても言葉だけが独り歩きし、例えば広島市の安佐南区にいたとしてもそこは市内であっても「市内へ行く」=「中心地へ行く」という表現だけが生き残っています。
だから、西区の端っこへ行くとき、それを「市内へ行く」とはあまりいいません。
今の土地勘でいうと、広島市中心部の紙屋町・八丁堀・本通り・並木通りまわり・流川まわりの歓楽街など、本通りを起点として直径1キロメートルを称して「市内」と指していることが多いように思われます。
広島人が「市内へ行く」「市内に出る」と言ったら、ああ、これは言葉のあやで「中心地へ行く」と言っているんだなという風に理解してくださいね。
広島県外の人へ
県外の人は良く間違えていらっしゃいますが、広島の中心地は広島駅周辺ではありません。駅からは市電(ちんちん電車とも広電とも言う)で15分ほど離れています。
中心地で飲んで町を楽しむのであれば、駅周辺ではなく、平和大通りと中央通周辺のホテルを取られることをおすすめします。
そこは間違いなく「市内」です。