1. ホーム > 
  2.  グルメ

こわくないよ!おいしいよ!
コッペパン専門店 松本幸司の世界観

2018/11/29 - グルメ, 広島県内しぶ

広島市大手町の県民文化センターの近く、松屋の角を曲がったところにサイケデリック感ある少々不気味なものができたのをご存知でしょうか?
広島ファッション専門学校や広島クッキングスクールが入っているビルの1Fにできたのでそういう学校のショールームとか生徒さんの作品展示スペースとかそんなものだと勘違いして素通りしていく人も多いようですが実はコッペパン専門店なのです。

いつも撮影を忘れるため、夜に撮影した雰囲気がこちら。

なんとなく近寄り難い雰囲気ですが、よく見るとメニュー看板が出ています。
当初より、販売されてるコッペパンのイメージ看板があったのですがこちらもオシャレすぎて「生徒が作った食品サンプルを展示してるもの」だと思ったんですよね…
オシャレすぎて「本当にパンを売ってるお店」とは思えなかったのが正直なところ…

 

こわくないよ!すごくおいしいコッペパンのお店!

このお店は広島出身でいろんな経歴を持つパン好きの食通、松本幸司さんが2018年の3月に開いたコッペパン専門店です。
広島ではコッペパン専門店の大瀬戸がコッペパンブームの火付け役となり、色んなパン屋さんでもコッペパンアレンジ商品が積極的に売られていますが、わざわざここのコッペパンを紹介するには理由があります!

1.コッペパンは安っぽいという概念は捨てましょう!

長く生きておられる方はコッペパンと聞くと学校給食をイメージしたり、若い方だと安いパンってイメージを持ってる方も多いようですがここのコッペパン、安っぽいものではありません。

専門店と謳うだけにパン自体にかなりこだわられてるようで、大き目で表面がやや固め(中はフワフワ)のコッペパンはそれだけでも食感も風味も最高です。
ここはアレンジコッペパンを売られているので、このコッペパンに注文に応じてその場でメニューに応じたものを挟んでくれます。
お値段がめちゃくちゃ高いのかというとそうでもなく、お安いものはマラサダ(コッペパンで作ったハワイの揚げパン)で140円、フルーツジャム、あんこ、ピーナツバターなどのクリームを挟む系はおおむね200円以内です。
ガッツリわんぱく系メニューは高いもので焼きチーズカレーの390円等がありますがボリューム感を考えたら納得しちゃう価格ですね!(単品モスバーガーくらいのお値段ですね)

 

2.素材同士が不可侵条約を結んだかのような食材選び

こういう挟みもの料理って、パンの主張が強すぎたり食材の主張が強すぎたりでバランス感が難しいのですが、食材選びも徹底的にこだわってるようで素材同士が不可侵条約を結んでるかのような完璧なバランス感です!
レーズンバターやカスタードクリームなど自家製の具材もあるので「納得のいかない具材は自分で作っちゃう」の精神なのでしょう。

挟んでいる食材は量にもこだわりを感じまして、たまごサラダなんかは持った時にずっしりと重いです。
いろんな味を試したいところですが、コッペパン自体がちょっと大きめなので普通の人なら二つ食べたら満腹に、小食のかたはひとつで十分満腹になりそうです。

日を分けてリピートしながらこだわりの食材を堪能したいですね。

 

3.毎日食べると健康被害が出そうだけどそんなことはどうでもよくなるバターサンド

友人に「最近、”松本幸司の世界観”ってところのパンにはまってるけどあれめっちゃおいしい」って話したところ「レーズンバターサンド食べた?あそこはアレを食べるためのお店だよ!」と言われて未チャレンジだったレーズンバターサンドを食べてみました。

正直なところ、私自身はレーズンという食材が嫌いではないけど避けても良いなら避けたい食材でした。
しかし、こだわりぬいた自家製のレーズンバターでこれを目当てにされてるお客さまも多いと聞いたらさすがに気になりますよね!

写真では伝わりにくいので公式ページのスクショも見てください。

大きなコッペパンに厚めで大きな自家製レーズンバターが2枚も入ってるんですね!
(自分の写真は厚さが伝わりませんが十分に厚かったです)
カロリーとはおいしさを表す指標人間の幸福度は塩分と脂質によって決まる、などなど誰が言ったかわからないけど私の中にある座右の銘がこれを食べろとぐいぐいと歩み寄ってきます。

レーズンバターの下にこしあんが敷かれているのですが、公式ページにある通り絶妙なバランスで甘みと塩気と香りとくちどけが複雑に入り乱れながらも幸せとともに押し寄せてきます。

これ、毎日食べたら深刻な健康被害を起こしそうですがそんなものを気にせず食べちゃいたいくらいの魅力が溢れています。

 

アレンジコッペパン屋らしい豊富なメニュー


フィッシュ&チップス、タンドリーチキン、焼きチーズカレーのようなガッツリわんぱくメニューや、いついかなる時もあらゆる手段を使ってでも麺類が食べたい人向けのピリ辛担々麺やナポリタン、甘いものがお好きな方向けのフルーツホイップや宇治抹茶あんなどなど、パンがお好きな方であればどなたでも楽しめるラインナップです。
ラインナップ的にはほかのコッペパン専門店に似通っている感じはしますが、ここはたぶんいい加減な食材選びなんてしていません
どれも素晴らしいバランス感でコッペパンをおいしく食べさせてくれることでしょう。
これは全種類試していきたいですね!

 

ほんとに怖くないよ!入りにくい入り口だけどとにかく入ってみてください

知らない人がみるとなんか入りにくいなーって感じちゃうかもしれません。
ただ、店内は若いスタッフさん中心に笑顔で丁寧に普通の接客(奇抜なことは何もないという意味)をしてくださいます。
店内には無料のコーヒーもありましたのでパンと一緒にコーヒーを買われてる食生活の方にとっては逆にお得になるケースもあるのでは!?

私の勝手な想像ですが、店長さんは色んな才能を持っててこだわりの強いアーティスト気質の人なのかなって思います。
そういうお店って広島にもいろいろとありますが、お店が役割を終えたと感じちゃうとあっさりたたんで新しいことをやっちゃったりもするんですよね。
食べ物との出会いは一期一会!

ぜひともお店があるうちに行ってみてくださいね!!
怖くないよ!

【お店の情報】

店名 コッペパン専門店 松本幸司の世界観(公式サイト

住所 広島市中区大手町1丁目4-8-101
 

電話 082-247-7177

営業時間 10:00-19:30

定休日 水曜日

※掲載の情報は本記事執筆時点のものです。最新の情報についてはあらかじめ公式ホームページなどをご確認ください。

ほかの記事も読んでみてね!