「新型コロナが収束したらやりたいことリスト」を作りました
あなたの机の引き出しの奥に数年前のチロルチョコは眠っていませんか?
ヴィンテージワインに愛好家がおられるようにヴィンテージチロル(誤用)にもまだ私たちが気づいていない魅力が隠れているのではないでしょうか?
第二回目にご紹介するのはチロルチョコ「ピーチチョコ」です。
優しいホワイトチョコにグミのようなピーチゼリーが入っている逸品で、数年前まで定番商品だった(2016年以降単品販売がない?)イチゴゼリーににた商品仕様です。
こちらも前回と同様に2005年の発売から10年以上の長きにわたって冷蔵庫の中で忘れ去られていた悲しきチロルチョコです。
包み紙にうっすらとしみ込んでいるように見える油脂っぽいしみがチョコレートの熟成度合いを感じさせます。
外観
ビンテージチロル特有のチョコレートのエッジのない造形は健在です。
普通のチョコレートはファットブルームで見た目だけで十分ヤバそうに感じることが多いですが、ホワイトチョコベースであるためこちらは見た目の狂暴性は低いです。
形もチロルチョコの定番であるため特に狂暴な要素は見つかりません。
フルーツもののお菓子は強めの香りであることが多いのですが、ビンテージのピーチチョコは香りも控えめで、鼻を近づけたら「あー、ホワイトチョコだー」と感じる程度です。
切ってみる
最近は常温保管していたのでナイフで切っても刃の通りがよくチョコもゼリーもスパッと切れました。
見た目、臭いともに特徴がなく記事としての面白さがこれっぽっちもなくて、どうしたものかと困惑しています…
実食
見た目と同様に食感や味も特筆すべきことがなくピーチを感じる要素はほとんどありませんでした。
表面は少しパサパサした感じがあるホワイトチョコだけど「あー、たまにこういうチョコあるわー」というレベルで危険な感じはありません。
中のゼリーもピーチと意識しなければピーチと感じにくく、香りや甘味よりも酸味が強くスモモと言われたほうがピンとくる感じかも?
ゼリーは食感についても発売当時と変わらない感じがします。
何も知らなければ「こういうお菓子なんだな」と抵抗なくそのまま食べちゃうと思います。
ホワイトチョコは製法上の特徴から油分が多めになる傾向にあり、その多めの油分がビンテージチロルとしての劣化を控えていたのかもしれません。
面白味には欠けますがビンテージチロルの入門としては口にしやすいものだと思います。
まとめ
発売年 :2005年
香り :ほとんどしない、鼻を近づけるとホワイトチョコの臭い
食感 :ややバサバサながら抵抗のない食感
味 :香りの低めのホワイトチョコに、酸味だけが残ったピーチゼリーが交わってもこれといった印象を残さずに口の中できれいに溶けます。
総評 :ビンテージチロル初心者にも玄人両方にとって面白味にかける小首をかしげてしまう逸品です。チロルチョコとしてもビンテージチロルとしても物足りない残念な結果でした。
おすすめ度:★☆☆☆☆(地雷を引きたくない方にとってはおススメ)
久々の連載にも関わらず、まったく面白みに欠ける結果になり不完全燃焼しています。
またすぐに次の商品に手を出したいです…
本記事は半分ジョーク記事です。
古い食品の安全性が立証されているものではありませんのでライターが自己責任で実食レビューしているものです。
まねをするのはおススメできませんのであらかじめご了承ください。