瀬戸内マネースリラー「ゴールデンゴールド」が面白すぎる
前回はこちら↓
魅力が多すぎて紹介記事が3つに別れちゃってる神戸布引ハーブ園ですが、前々回で交通手段のロープウェイについて、前回でレストランについてご紹介しましたので、今回ようやく園内についてご紹介したいと思います。
ロープウェイ編でもご紹介したのですが、園内はとても広いです。
滞在時間2時間程度ではとても回りきれませんでした。
園内を回りきれていないので細かくご紹介という形ではなく、園内をぐるぐる回って気になったところをポイントでご紹介してゆきます。
植物が好きな人は細かく楽しめる、植物に興味がない人も大雑把に楽しめる!
訪れた季節が微妙だったので色とりどりのお花が咲き乱れるみたいな雰囲気ではなかったのですが、季節によってはお花で埋め尽くされることもあるそうです。
植物が好きな人は植物がたっぷりなので近付いてみたり、写真を撮ったりと楽しみ方いろいろですね。
一方で、植物にあまり興味がない人もおられると思うのですが神戸布引ハーブ園は大きな公園におしゃれな洋風建物がたくさん建っているという施設なので、引で見て全体像を楽しむことができます。
神戸異人館の延長みたいとも思える場所です。
内装や飾り付けが見事な建物もたくさんあるので建物の外からも中からもいろいろな楽しみ方ができちゃいます。
目に付く建物にはだいたい入っても大丈夫。
別料金などもないです。
お散歩コースとしても素晴らしい
ロープウェイを除けば園内の基本移動は徒歩のみです。
Googleマップで計測したところ、一番上にある施設「香りの資料館」からハーブ園の下側の端っこ「中間駅」まで大きな道なりに歩くと2キロ近い距離になります。
途中きつい坂道などもあるのですが、元気な方なら景色を眺めながらぐんぐん歩けると思います。
脇道にそれると階段などもありますが、メインの道はずっと坂道で周りの景色を楽しみながらのんびりと進んでゆくのも良いですね。
コース途中にベンチや休憩所がたくさんあるので途中で疲れても気軽に休めます。
私が訪れたこの日は開園直後である10時前くらいだったのですが、5〜6人のスタッフの方が道を歩きながら落ち葉を掃除したり危ないところがないかのチェックをしたりしていました。
脇道の蜘蛛の巣を取っている方もおられ来園者の少なそうな平日であっても抜かりなくお手入れされている様子が見えました。
こんな場所にたった1500円で入園させて下さるなんて申し訳ない…
もちろんハーブにも詳しくなれる!
頂上からちょっと降ったところにハーブミュージアムというエリアがあり、さまざまなハーブが植えられています。
なかなかの量なので一つづつじっくり見ていると時間が全然足りない…
こんな感じで自然に近い植えられ方をしています。
ハーブにはそれぞれ名前や説明が書かれたプレートが立っているので、ハーブについて勉強しようとする人の入り口としてもいいかもしれません。
私たちはスケジュールの関係で参加できなかったのですが、ハーブガイドツアーなど各種体験イベントが開催されておりハーブのことを多方面から深く知ることができます。
ロープウェイやお料理や施設が素晴らしすぎてすっかり忘れていたけどハーブ園だもん。
こういうのが1番の目玉ですよね。
次回はしっかりと時間を確保して参加できるだけ参加したい…
園内の基本移動は徒歩だけど足の不自由な方にも優しいよ!
高齢者の方や脚の不自由な方にとっては過酷な施設かと思いきや、そのような方でも楽しめるように色々配慮してくださっています。
坂道でも楽に車椅子が使えるように電動アシスト車椅子を貸してくださっているようです。
当日私も車椅子の方を見かけたのですがロープウェイの乗り降りなどスタッフの方が丁寧にお手伝いしておられました。
なお、ベビーカーでの散策もできるけど前述の坂道に加えて危険な場所もあるということなのでベビーカーでの来園はしっかりと下調べなどしてからの方が良さそうです。(ベビーカーの貸し出しはないそうです)
びっくりするほど休憩できる!
園内には至る所に休憩用の椅子やベンチが設けられていて、それらは座っていても楽しめるようなロケーションだったりもします。
ごくごく一部ですが休憩できる場所をギャラリーで。
ちょっと歩けばすぐに何かしらの椅子が見つかるというありがたさ。
「これは展示物?座ってもいいの?」みたいなのも時々あるのですが、特に注意書きがなければ大丈夫なようで広い園内でも休みながらゆっくりと楽しめます。
ちなみに、お弁当などの持ち込みは自由で園内の椅子などを利用して食べてもいいそうです。(展示施設内など一部ダメっぽいところもある)
芝生広場などではレジャーシートを広げてもいいそうなので、ピクニックを満喫したい方はレジャーシートも持って行った方がいいかも。(売店での販売もあります)
ただし、ゴミ箱はあまりない施設なのでゴミのお持ち帰りなどは各自でしっかりと責任を持って景観保護に努めてくださいね!
さらなる休息を求めて…ハーブの足湯
歩き疲れたら「グラスハウスエリア」のカフェテラスからちょっと奥まったところにあるハーブの足湯がおすすめです!
利用は無料で「拭くものとか持ってきてないよ!」っていう方のために足拭きタオルが100円で無人販売されています。
紹介写真などでは花びらなどが浮いていてお姫様感のある足湯でしたが、この日は袋詰めの何らかのハーブが浮いていました。
説明など目につかなかったのでこれが何でどういう効用があるのかなどは不明です。
実は私は足湯初体験だったのですが、園内の歩き回りと足湯の相性の良さには驚きました。
激しく噴き出るバブルを足の裏に当てると足ツボマッサージを受けているような快適さで、ふくらはぎから下がかなりぽかぽかになるので体全体が温まります。
この日は日陰だと震えるほど肌寒い日だったのですが、足湯だけでこんなに体が温まるのはびっくりしました。
足ツボマッサージ(?)のおかげで足も軽くなって、疲れがリセットされさらなる散策が捗りました。
最上級の休息…ハンモック
神戸布引ハーブ園は運動不足の人類を全力で甘やかしてきます。
「風の丘芝生広場」には無料で利用できるハンモックがずらっと並べられています。
写真にもちらっと写っていますが、神戸市街地をかなり遠くに見下ろせるような天上界のようなロケーションです。
ここはかなり日当たりの良い広場で「足湯だけじゃ満足できない!お昼寝じゃなきゃヤダ!」って感じの人たちに最高のお昼寝の場を提供してくれます。
ただし、日当たりが良くても冬は寒い。
夏は日光が強すぎて焦げちゃうのではないかとも思います。
季節と天候が良ければ快適に利用できて、真夏や真冬は何らかの対策がないと使いにくいところですがハンモックがあるだけでとにかく楽しいです。
お気に入りの場所その1 グラスハウス(温室)
ガラス張りの温室は屋外の雰囲気とガラリと変わって熱帯性植物がたくさん育てられていてジャングルのようになっています。
広くはないのですがかなりいろいろな種類の植物がひしめき合っていて、バナナや食虫植物のようなものなど普段見かけないものがあちこちに。
時間の関係で通り抜けに近いような鑑賞になってしまいましたが、冬でも暖かい場所だしじっくり観察したかった…
お気に入りの場所その2 スパイス工房
近付いただけでカレーのような匂いが漂ってくるスパイスの博物館のような場所です。
すり鉢に入ったスパイスが広々としたスペースにこれでもかってくらいたくさん並べられていて、香りを楽しむことができます。
胡椒やゆずなど日本人には説明がいらないほど馴染みの深いものから始めて聞くような名前のスパイスまで、かなりの種類が並べられていて「よく口にするこの香りはこのスパイスだったのか!」みたいな発見もありました。
スパイスに関する展示物もたくさんありました。
コロナ対策のマスクがわずらわしかったのですがとても興味深く足止めされたエリアでした。
お気に入りの場所その3 香りの資料館
アンティーク香水瓶や香りを抽出する道具などが展示されています。
約80種の天然エッセンシャルオイルから自分にぴったりな香りを探すというのが目玉で、隣接するアロマスタジオでは別料金でいろいろなアロマグッズを作ることができるそうです。
こちらで私が心を鷲掴みにされたのが香りの性格診断みたいなコーナーです。
好きな香りと苦手な香りを選ぶことで性格がわかるというもの。
われわれみんなピッタリと性格が当たり過ぎていて、それぞれ結果を見て声を殺しながら大爆笑していました…
ここにあった「香りのある暮らし」というテーマのドールハウスが気に入りました。
いい感じに年季が入っていて小物なども全部とてもおしゃれ!
生活を感じさせるようなストーリーが散りばめられていて、展示物の中では一番長い間眺めてたかも…
おみやげ屋さんも良かった!
展望ハウスの一階にあるハーバルマーケットはハーブに関するものを集めた売店兼お土産屋さんでした。
布引ハーブ園のオリジナル商品からお店がセレクトした市販のハーブグッズまで、いろいろなものがお手頃の価格で並べられています。
お値段が安いものもあって「これは800円くらいかな〜なんと!200円!?」みたいなものもちらほらと。
帽子やレジャーマットなどハーブ園内ですぐに使えるものも取り揃えられていて長時間滞在するなら何度か足を運ぶかもしれませんね。
ここではいろいろ気になるものを買っていい意味で散財しました!
今回は足を運べなかった場所
神戸布引ハーブ園はとても広い施設で今回のわたしたちのように限られた時間で回ろうとすると堪能できなかった場所も多くあり、後でパンフレットを見て「こんなところもあったんだ!?」と気づくことも。
今回は足を運べなかった場所で一番気になったのが森のホールという場所です。
月に数回のペースでピアノ演奏など音楽のイベントが開催されており、入場無料のものも多いようです。
次回は音楽のイベントがある時に合わせてこのホールに足を運んでみたいです。
結論:神戸布引ハーブ園は素晴らしすぎる
お話ししたいことが多過ぎて3回に分けてご紹介したにもかかわらず、とっ散らかった記事になってしまいましたが神戸布引ハーブ園の素晴らしさが伝わりましたでしょうか?
新神戸駅に着いたら三宮に直行というコースで終わるにはあまりにも勿体無い場所で、「気になってるけどロープウェイが1500円もするのがなー」って迷っている方には「気になってるなら行くべきだよ!絶対にそれ以上の価値があるよ!」と背中を押して差し上げたい場所になっています。
季節によって表情が大きく変わる場所でもあると思うので、私もこれからは年に数回通ってみたいと思います!
紹介しきれなかった部分も多いので、正確でより詳しい情報は神戸布引ハーブ園の公式ページをご覧ください。