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【傘まつり】あの鏡の本当の意味!本家と広島版を見比べてわかったこと【気づいた?】

2018/5/27 - イベント, 広島県内, 広島県外トミー

話題の”Umbrella Sky Project(傘まつり)”が
とうとう広島にやってきた!
…けど、あれ?傘まつりってそもそも何…?
「傘まつり見たよ、きれいだった!」にえっへんを加えるお役立ち記事です!

 

今回の創刊カラフルは特別編
本場の傘まつりを取材された、 世界新聞でライターをされている百太さんとのコラボ記事 だよ!お写真提供などご協力いただいた百太さんについては記事最後にまとめてますのでそこまで見てね!!

 


【 もくじ 】

Umbrella Sky Projectってなに?
 - ついでのえっへん「ポルトガル」基本情報

2つの傘まつり
 - 広島ズムスタ版傘まつり
 - 本家アゲダ版 Umbrella Sky Project 
 - 発見!あの鏡はこれを再現していた!

おまけ: あの傘、どうやってついてたの?


 

 

Umbrella Sky Project ってなに?

 

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↑ 2016年に百太さんが撮影された傘まつりの様子、以降(百太さんご提供)で表記します

 

まずは、ここからですね。

「Umbrella Sky Project(アンブレラスカイプロジェクト)」 は、言葉は聞いたことがなくてもカレンダーなどで見たことがある方、いらっしゃるのでは?

少し前からだんだんと話題になってきていますよね。
日本では「傘まつり」と訳されています。

 

まずはその傘まつりについてを少しだけ深掘りしましょう。

傘まつりはポルトガルの国名の由来ともなったポルトガル第二の都市「ポルト」から約50kmの距離にある「agueda(アゲダ)」という小さな街で生まれました。

 

ついでのえっへん「ポルトガル」基本情報

 

・ 正式名称はポルトガル共和国で通称はポルトガル。(漢字表記は葡萄牙(読み:ポルトガル)、 葡と略される)
・ 首都はリスボン、公用語は ポルトガル語とミランダ語。
・ 北と東の国境はスペインに接していて、南と西は海に接している。
・ オリーブ、小麦、ワイン、コルクの生産が盛んで、農業、水産業、食品・繊維工業、観光が主産業。
・ 通貨はユーロ。 物価はヨーロッパ諸国の平均としてはかなり低い方だが、都市部であれば高めでフランスなどと変わらない。
・ 四季があり、秋から春にかけて雨が多く、夏は乾季で数ミリしか降らない。

 

 

↓ 筆者のようにいまいちポルトガルの位置がいまいちわからん人用の超広域マップ。あの位置にポルトガルってあるのね。(ユーラシア大陸最西端国家)

 

↓ 首都リスボンと第二の都市ポルトの間にアゲタはある。

 

実際に行かれた百太さんによると、アゲタは無人駅レベルの本当に小さな町なんだそうです。

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(百太さんご提供:無人駅の様子写真)

 

このアゲダでは毎年7月から9月に3ヶ月間芸術祭が開かれているのですが、建物が低いアゲダではポルトガルの鋭い夏の太陽光をさえぎる影が少なく、日射病、熱中症になる人が毎年出ていました。

 

そこで、「空に傘を掲げ、少しでも楽に芸術祭を楽しんでもらおう」 とはじまったのがUmbrella Sky Projectです。

 

芸術祭の一部ということもあり、その並べ方や色彩は年々アーティスティックに。

実用的でもあり美しい傘たちは話題になり、InstagramなどのSNSを通じて世界へ拡散。Umbrella Sky Projectは世界各地へ広がりました。

日本ではハウステンボスでやっていたりはしますが、入ってきたばかりですし、実際に見る機会はまだまだ少ないのではないでしょうか。

 

2つの傘まつり

広島ズムスタ版傘まつり

 

さてさて、我らが広島東洋カープのホームスタジアムである広島駅近くのマツダズームズームスタジアムが今年で開場10周年。10周年を記念した企画の一つとして2018年5月25日から3日間、傘まつりが開催されました!

 

↓ オープニングセレモニーの様子、アゲダ市の副市長がいらっしゃっていました。

 

↓ 平日のお昼前でも、傘まつりのオープンを心待ちにしていた人多数。

 

↓ 待ちにまったオープン!ちなみに、この傘の下にはいると、本当に涼しい。暑かったのに過ごしやすい!

 

↓ 途中には透明傘に変わるポイントも。この透明傘エリアは床がポイント。

 

↓ プロムナードの入り口からズムスタ入り口まで続きます。

 

↓ ズムスタ側から見たプロムナードの様子、天気がよかったのがまたよかったですねー。

 

↓ 「AGUEDA X Carp」 傘にはこんなプリントがありました!かわいい ♪

 

本家アゲダ版 Umbrella Sky Project

 

ここからは百太さんの2016年に本場傘まつりに行かれたときのお写真をお借りしながら、広島版と比較をしていきましょう。

 

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↑ これが、本場の傘まつりのメイン通りの様子だそうです。建物と建物の間に傘をはっている感じですね。(百太さんご提供写真)

 

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↑ 透明傘エリアもある。影がきれい!!!ズムスタの一部のエリアだけが透明だったのはこれを模していたのですねー。(百太さんご提供写真)

 

発見!あの鏡はこれを再現していた!

 

そしてこれ、注目すべきはこの百太さんが撮影されたこの2枚をみてください。

 

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(上の2枚、百太さんご提供)

 

ほら…気づかれましたか??ズムスタに突然あったアレ。

 

 

この鏡は本家のストリートにある建物の窓を模していたんですねー!

なんでこの高さになんでこんな形の鏡が突然でてくるんだろう、なんであの短い距離だけ透明傘エリアがあるんだろうって気になっていたのですが、この鏡の意味がわかった時点でスッキリしました。

ズムスタのプロムナードを使った傘まつり自体が、アゲダの Umbrella Sky Project そのものの様子を再現しようとしていたのですねー。アゲダの副市長も来られていて、アゲダの職人さんが実際にきて施工を監修して一緒に作り上げたとのことなので、まさにそういうことだったんだと納得。

 

ちなみに、本家では、ベンチや階段や街灯までカラフルに彩られるそうです。

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(百太さんご提供写真)

ズムスタの傘まつりは10周年開場記念にあわせたものなので続くものかはわかりませんが、今後続くとしたら、そういった小物や設備面もカラフルになっていくのかもしれませんね!

 

おまけ:あの傘、どうやってついてたの?

 

それでは最後に、イベンターさんなら気になっちゃうこんな情報を。

傘についてですが、太いワイヤーに対してネジネジワイヤーが巻かれ、その上に結束バンド2本をクロス。

こんな感じで止められていました。

「大丈夫かなぁ」とは一瞬おもったけど、アゲダの方が監修して一緒に作り上げたとのことでしたし、風でひっくりかえりぎみの傘も別に外れかかっていたわけではなかったので、長年の経験上の止め方なのでしょう。

 

 

ズムスタのプロムナードには左右の建物がないため、代わりにかなりがっしりとした支柱を建てていました。それに大きなおもりがついていました。

 

 

日本で傘まつりを開催する場合はアゲダのように雨がほぼ降らない乾季はないので、風と雨の影響も考えて場所を選定し、イベントを組まないといけないでしょうね。

この日は28℃の雲ひとつない天気で、倒れそうなくらいの暑さだったのですが傘の下はとても涼しくかなりすごしやすかったので、日本の夏のイベントにはとても向くと思いました。

ぜひ、ご参考に!!!

 

ご協力いただいたライター百太さんのご紹介

百太さん、このたびは突然のご連絡にもかかわらず、本記事の内容についてご賛同の上写真をご提供くださいまして、本当にありがとうございました。

Profile

hyakuta 

2015年8月から新婚旅行で世界一周!

タキシードとウェディングドレスをバックパックに詰め込んで、世界各地でウェディングフォトの撮影をしながら旅を続けています。

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脳内トラベルメディア 世界新聞 (ポルトガルの傘祭りで傘の写真ばかり撮ってたら、斬新な撮影方法を編み出してしまった

 

 

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