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知らないと難易度が高い!
コミュ障のための定期船の乗り方7ポイント ~ 金輪島編 ~

2017/3/1 - 広島県内, 生活しぶ

広島には大きなものから小さなものまでたくさんの「島」がありますよね!
橋で陸続きの島もありますが船でないといけない島もたくさんあります。
みなさまご存じ、大きな島の代表である宮島は大きな船が出ていて、電車と同じように切符を買って乗れば目的地に到着するので難易度は低いです。
しかし中には定期船や連絡船と呼ばれるような小さめの船にそれぞれのルールで乗らなければならないものがあります。
今回は宇品の市営桟橋から船で10分、人口が数十人ではありますがライブハウスがあることで話題の金輪島定期船の場合をご紹介しましょう!

知ってたら簡単だけど知らなかったら怒られる!?

私が初めて金輪島に行ったときに友人からある程度の行き方を教えてもらっていました。
しかしながら勝手がわからず熱血派船長に怒られるという事態がありました。
中には怒られるのを楽しんでいる方もいますが、ここは怒られないことを目的にしながら乗り方を予習しましょう!
なお、コミュニケーション能力が高い方にとっては「え?そんなのその辺の人に聞けばいいじゃん?」って終わっちゃう程度の記事ですので内気な方向けの俺得記事でございます。

ポイント1 まず目指すのはひと気のない「広島海上ビル」

公共交通機関を使う場合は、宇品港行きの市内電車がわかりやすいでしょう。
行先は宇品港ではなく市営桟橋となりますので、終点「宇品港」の2つ手前「海岸通」でおりてそのまま南に進んでください。

T字路のような交差点、信号の向こうに「広島海上ビル」というのがあります。

 

なにも知らなければ「え?この建物入っていいの?」と不安になるほどのひと気のなさですが堂々と入ってください。
ここには待合室のような場所があります。
売店などの気配はありますがいつもシャッターが閉まっているのでおそらく営業してなさそうです…

ポイント2 切符の心配は不要!船内で現金払いです。

ひと気のないビルで切符売り場を探してしまうかもしれませんが、切符の購入は不要です。
船に乗ったら船長さんが集金に来られますので片道220円を手渡しでお支払いください。
船長さんが怖いかもしれないので、できるだけおつりはないように!

コラム 船長さん怖いの?

「船長さんは二人が交代でやっていて一人はやさしく一人は怖い」という予備知識が入っておりました。
私、何度乗っても同じ船長さんですが怖いです。
しかし、もしこちらのお方が「一人はやさしく」のほうであればもっと怖い船長さんがおられることになります。
怒らせることなきようお行儀よく海の旅を楽しんでください。

※海の男特有の荒っぽさがあるだけですのでお行儀よくしていれば大丈夫ですし集金の時以外はコミュニケーションをとることはなないです。

ポイント3 乗り場はどこ!?

出発の時刻が近づきましたら、ビルの南側の出口を突き進んで市営桟橋に向かってください。
桟橋入口に「入場者は1回70円」というような注意書きがありますが、船に乗る人には関係ないです。


桟橋の左奥が金輪島行の船乗り場です。
船の出発時刻の20分くらい前には金輪島行きの船が桟橋に到着しています。

ちなみに、この写真はたまたま金輪島にあるドッグの見学(たぶん)とぶつかってしまってたくさんの人がおられますが通常は数人くらいで、ほかに乗客がおらず貸し切りに近いようなときもあります。

ポイント4 船の乗り方は!?

初めて行った方はこう思うでしょう。
「船はいるけどいつから乗っていいの?」と。
入口のドアは閉まっているし、場合のよっては桟橋から50センチ近く離れている時があるし案内してくれるのかなと思ってぼーっと立っていると怒られます。

正しい選択は「船がいたら自分で入口を開けて客室に入る」です。

向かって一番左のドアは船長がおられるので決して触らず真ん中のドアを開けてください。
風に強いウェーイなアウトドア志向なかたは後ろの吹きさらしも良いでしょう。

ただ、エンジンがかかっていないときは前述のとおり船がすこし遠くに係留している時があります。
出発10分前くらいになるとエンジンがかかってぴったりと寄せてくださるのでそれまで待つのもよいでしょう。

私が初めて乗ったときはこのルールがわからずに5分前くらいまで桟橋に立っていたら船長から「乗るんなら自分で開けてのらにゃぁいけんのど!」怒られアドバイスをいただきました。

ポイント5 座る場所がないのだけど!

パッと見ただけでは吹きさらしの後部座席と6名程度が座れる船室くらいしか見当たらず困惑するかもしれませんが、船室を突っ切って左手にある階段を下りてください。
ここにたくさんの座席があります。

ちなみに、階段を降りるときに船長さんの横を通るので怒られないよう最低限の礼儀として「こんにちは、おねがいします!」ときちんと挨拶したほうが無難でしょう。

ポイント6 出発直前にお支払い

船の出発直前に船長さんが小銭入れをもってづかづかとやってきますので現金220円をお釣りなきように渡してください。

(おつりも出してもらえるでしょうがたぶん怒られます。)

船長との親密度によってお釣りを渡すときのリアクションが変わってきますので船長のリアクションを見て「自分との親密度はいま20%くらいだなー」とか想像するのもよいかもしれませんし、なにか親密度アップのイベントとかもあるかもしれません。

ポイント7 いよいよ出向!アナウンスなどは皆無!

出向して10分くらいで金輪島に到着しますが、便によってはプリンスホテル経由となる場合もあります。
「到着しました、降りる方はどうぞー」なんてアナウンスはありません。
外の景色をみながらプリンスホテルか金輪島か判断して降りてください。
ちなみに、船長さんは乗客が残っていてもけっこうな勢いで降りていなくなっちゃいます。
プリンスホテルでは船長さんは降りないので船長が率先して降りていけば金輪島だと思って間違いないでしょう。

 

 

ハードルが高そうに書きましたが少しくらい怒られても楽しい10分間の船の旅です。
金輪島には自然に囲まれた素敵なライブハウス土龍(もぐら)もありますので是非一度行ってみてください。

 

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