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和太鼓特集 その2
和太鼓とほかの音楽の融合

2017/2/16 - カルチャーしぶ

その原型は縄文時代より伝わるといわれている和太鼓ですが、神事やお祭りなどの昔ながらの使われ方以外にも現代の生活や音楽にも柔軟に溶け込んでいます。
ここでは新旧交えながら音楽と和太鼓の融合をピックアップしてみました。
「そもそも和太鼓ってなんだ?」という哲学的な疑問がわいてくる方は特集その1で和太鼓の基礎知識をゲットしてきてくださいませ!

ケース1 和楽器とロック

和ロックという和の旋律やリズムを取り入れたバンドもありますが、それだけでなく和太鼓を代表とする和楽器を積極的に取り入れるバンドも存在ます。
一番有名なのは名前そのまま「和楽器バンド」です。

ロックバンド構成に尺八・筝・三味線・和太鼓を加えてメジャーレーベルのエイベックスに所属して活動しています。
楽器数に比例して音数が多いので和太鼓はあまり目立たないことが多いですが、ボーカロイドの楽曲など若者に人気が強い楽曲をアレンジしたりしているので若い方へ和楽器の魅力を伝えることにも繋がっています。

ケース2 和太鼓とジャズ

和太鼓は日本文化の代表として海外でも注目されているものですが、それをさらにジャズと融合させて表現しているアーティストも多々おられます。
音速系和太鼓アーティストと呼ばれるTAKUYAこと谷口 卓也さんもその一人で、海外の有名ジャズピアニストと多数の競演をしておられ15年に日本コロムビアよりメジャーデビューしておられます。
ぼんやりと聴いていると和太鼓に気づかないくらい溶け込んでいますが、大きな動きを見せることができる和太鼓はライブで見るとものすごい迫力を醸し出しそうです。

ケース3 ヒューマンビートボックスと和太鼓

和太鼓奏者大島 己直さんは人間の口を使って一人でベースやリズムマシンの音を再現する「ヒューマンビートボックス」と和太鼓を融合させたユニットSHINPU -神風-で活動しておられます。
日本太鼓ジュニアコンクールにて最優秀賞文部科学大臣賞受賞経験がある大島さんと、ヒューマンビートボックス講師山本一成さんのユニットは聴きなじみのある曲を和太鼓とヒューマンビートボックスの二種類のリズムを絡み合わせて表現しています。

広島の方へイチオシ!
広島にもいる和太鼓の異色ユニット

広島を拠点に活動されている和太鼓奏者池口佑人さんは「和太鼓文化と地域を盛り上げたい」という思い下に和楽器だけでなく多種多様な音楽と積極的にコラボしています。
普段はラーメン店店主である池口さんですが、去年は広島のいろいろなインディーズ音楽で作るコンピレーションCD「ラーメンコンピ広島編 第一章」の立役者としても話題となり新聞やラジオにも取り上げられました。

そんな池口さんはバイオリン、キーボードと一緒に和太鼓を演奏するトリオユニット「囃子座(はやしざ)」として現在は広島のライブハウスなどでも活動しています。
ライブごとに衣装を含めた見せ方にもこだわっていて、お客さまが入り込みやすく飽きにくい選曲を心掛けているそうです。

※2017/3/5(日)に囃子座主催のイベントがあります、詳しくは紹介記事をご覧ください。

相互作用で新しい何かが生まれるかもしれない和太鼓と何かのコラボレーション、目にする機会があればぜひとも新しい世界を覗いてみてください。

ということで、今回は和太鼓の基礎知識とその他音楽との融合のご紹介でした!

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