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浅草のとある老舗の人情の店「神谷バー」で「電気ブラン」なるものを飲んできた!

2017/2/16 - グルメ, 広島県外, 東京トミー

あ、浅草に行くの?

じゃあ「電気ブラン」飲まないと。

 

これ、関東の友人たちが口を揃えて、観光で浅草に向かう私に言ったこと、Part2。
Part1では、亀十のどら焼き(白あん)を1時間半並んで買いましたが…、今度は「電気ブラン」なるものを飲めとな。

 

・浅草に行ったら、神谷バーの電気ブランを飲まなきゃ粋じゃない。
・1杯260円。
・ものすごく昔からあるカクテルの一種。別にビリビリするわけではない。

 

友人たちよ。あんたたち、だから情報がざっくりすぎるんだよwwww

… というわけで、亀十に続き行ってきました! 浅草は、神谷バー!

 

まず、場所のご紹介です。雷門から東へ2ブロックの大通り沿い、角です。

 

外観はこんな感じ。ビルはまぁまぁ新しいですが、雰囲気はレトロです。

 

絶対に初めての人は迷うので、注文から退席までをお伝えしておきますね。

 

1. 扉を入ったらすぐ右側にレジカウンターがあるので、そこで注文&支払をすませ食券をGETする。レジカウンターの横のショーケース内のメニューを見て素早く食べたいものを選ぶのがコツ。

2. 食券をもって店内をうろつき、席に片付いていない食器があろうとも座る。

3.スタッフさんを大きな声で呼び、食券を渡す。

4.お食事が運ばれてきてお食事を楽しむ。

5.食べ終わったら食器はそのままで退席する。

 

そう、ここは昔ながらのデパートの屋上にあったような大衆食堂なのであります…が、なんの説明もないと迷うってww

追加オーダーは着席したままスタッフさんを呼び、お金をその場で渡せばOKのようです。

 

電気ブランとは?

大きさ比較のため、飲みかけですがジョッキの横に置いた、左のグラスが電気ブランです。

 

電気ブラン(30度)と電気ブランオールド(40度)の2種類があり、両方ブランデーのカクテルです。電気ブランがオールドのほうが甘いかな。スピリタスよりは揮発する感じが薄く、まったりと飲みやすいです。

これが提供されはじめた明治時代は電気が珍しく、当時はハイカラな新しいものに「電気」なんちゃらという名前をつけるのが流行っていたそうで、ブランデーのピリピリした感触とも掛け合わせて「電気ブラン」という名前にされたそうですよ。

たぶん少し前の感覚で言うと「i-mode」が出始めたころに、どんなサービスでも 「i」 がついたのと一緒の感覚でしょう。

ちなみに、この電気ブランの情報を教えてくれた友人の一人のおじいさんは犬に「デンキ」という名前をつけたらしい ww

それくらい電気ってものがハイカラで流行っていたんですって。

 

人情を感じられる店「神谷バー」

ちなみに、今回旅行者のわたくしが席を探していると、知らない常連のおじさまたちが大きく手を振って呼び寄せてくれ、相席をさせていただきました。

おじさまたちには電気ブランをおごっていただいたり、観光情報を教えてもらったり、日本文学や戦争についてお話を聞いたり、逆に広島の話をしたり。地元の方とフランクに交流できるってなんかうれしいですよね!

 
(その時の様子、盛り上がっちゃってます)

 

ちなみにおじさまたちいわく、電気ブランはチェイサーとして水がもらえるが、水のかわりにビールを飲むのが江戸っ子の粋なんだとか。だいぶ酔っていらっしゃったけど、おじさまたち、その情報は本当の粋なのか…ww

 

今度、みんなで撮った写真と広島のお土産を送る約束をしたんだけど…おじさま達、写真見て思い出してくれるかな?

 

浅草にいくなら、神谷バーの電気ブランをお楽しみいただきながら、地元の方とも交流されることをおすすめいたします!常連のおじさま達に会えるかもしれません!!

 

神谷バーホームページはこちら

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