コアメンバーに聞いた、みなとフェスタの後悔しない遊び方
実は壮大な…。歴史も自然も感じる新サイクリングロードを彼らはゆく!
ウジナマニアのトミーです!
みなさん、2017年7月8日の土曜日、広島のまちなかで、異様な光景を目にされたでしょうか?
赤と青のTシャツを着た大量の人たちが続々と自転車でサイクリングする様を。
チームに分かれてルールも守るように指導されながらサイクリングしてましたから、迷惑をかけるようなことはなかったとは思いますが、何しろ大量の人たちだったので、見られた方はみなさんびっくりされたことと思います。
突如現れたあの集団は一体なんだったのか!?
と大げさには書きましたが、あの赤と青のシャツを着て自転車に乗っていた人々は、青年会議所が主催した「広島自転車大行進」というイベントに参加した総勢300人の市民たちでした。そして、地域おこし系イベント大好きなウジナマニアのトミーとウッチーもそのうちの一員だったのです。
今回が初めてのイベントだったようですが、広島青年会議所が主催されたイベント…となると、毎年続けていくこともありえるのではないかと思われるので(青年会議所はフラワーフェスティバルやキッズシティなどのイベントを立ち上げて、広島全体を巻き込んで盛り上げることを得意としている)、第一回目は一体どんなもんだったのかをレポートしてみますね!
まず、概要はこんなかんじでした。
第一部と第二部の2日間に分かれており、第一部でルートを作り、第二部でそのルートを走ってみよう!といった構成です。
※これらは広島青年会議所市民パワー躍動委員会の作られたイベントホームページより引用させていただいています。(募集は終了しておりますので、お気をつけください!)
ちなみに300人いたほうは第二部。東千田公園に集まった参加者たちはこんな感じ。
※広島青年会議所Facebookページ より引用
↑ ウジナマニアのトミーを探せ (自分自身、見つけられていません、わたくし、どこ!!?)
自転車はマイチャリを持ってくることも、1,000円(税抜き)で電動自転車「ぴーすくる」を使うこともできました。
私は初めての「ぴーすくる」にチャレンジ。
↑ このレンタルサイクル「ぴーすくる」については、また別途レポートしようと思いますが、漕ぎ心地が最高だったことだけはお伝えします。橋の多い広島では電動幸せすぎるじゃろ。
え?帽子?そりゃくっそ暑いけど、目立ってなんぼだもんー。
今回のサイクリングコースは全長18キロ、こんなルートで走ります。
走行開始!
3分おきだったかな…で、チームごとにしゅっぱーつ。
↑ 東千田公園から鷹野橋商店街を通過して川辺へ。
ひっそりとそこに。興南寮跡・碑に出会う。
↑ 広島の学校に留学していて、原爆の被害にあった留学生たちの石碑です。
川辺の道の途中にある石碑「興南寮跡・碑」前で説明スタッフがその石碑を説明してくれました。
ここはまさに、サイクリングや徒歩でなければ通れない道。
広島人の中でもこの石碑のことを知っている人は大変に少ないと思われます。
戦争はもちろん悪いことなんだけれども、実はアジアの植民地となっていた国の独立を手助けしたという側面も合わせもっていたらしく、そう考えてスピーチしたアジアの方もいたのだと初めて今回知りました。これは戦争の大義名分にしてはいけないせいか、あまり語られない真実ですね。
詳しくは説明と同じ内容があったのでこちらのホームページをご覧ください。
平和公園→中央公園→広島城→京橋、中区エリアを縦断。
↑ 川沿いを平和公園へ北上。広島人、観光の方と一緒にくるとか学校の授業でないと、ここにゆっくり立ち止まったりって案外ないのよね。
↑ 原爆ドーム、外国の人がいっぱいいたよ!
↑ 中央公園の休憩から広島城の中を経由して縮景園を抜ける。
↑ 大名たちが参勤交代で江戸へ向かうときに通過した京橋川の京橋ポイントで、雁木(がんぎ:お金持ちたちが持っていたマイ船着き場)が京橋川にはたくさんあった話やヘドロ浄化実験の話を聞く。この橋、そんなになんか歴史的なかっこいい橋だったのね。
↑ 昔はヘドロですごく臭かったんだって。今は別に臭わないよ?
京橋川沿い→被爆ヤナギ→広島陸軍被服支廠。中区から南区へ。
↑ 比治山手前で被爆ヤナギの説明をうける。
↑ 比治山トンネルを抜けて、今度は広島皆実高校すぐ近く、大日本帝国陸軍の被服廠の施設広島陸軍被服支廠(出汐倉庫)へ。
よく見るあのレンガ倉庫です。車では通過するのですが、近くで見るのは初めてですねー。
まぁまぁ平和教育もしっかりうけ、それなりに話も聞いたりはしていますし、被爆建物についての説明もできたりする方ではありますが、窓が原爆のときにひん曲がって閉まらなくなって、そのままになっていたなんて初めて知りました。
↑ 各窓が外側にも、逆に建物の内部へ向けてもどちらにもまがっていたりします。
まさかの広島競輪場、感動のバンク走行!
↑ チームごとにスタンバイ。
↑ スタッフさんの説明聞いてます。ヘルメット借りれます。
↑ これは気持ちよかったぁぁ!!!! 自転車のってこんなに幸せに感じるコースがあるのだろうか!!?って感じの走り心地でしたよ。
競輪選手って壁のような坂を走っているのですねー、バンクに入らないとわからない感覚です。
子供むけのきれいなパークもでき、サイクルクラブも活動しているとのこと。
↑ サイクルパーク。土日はふわふわ滑り台やキッズバイクで遊べるコースなどで楽しめる。
↑ ちなみに競輪場はマイチャリでバンク走行ができるバンク開放を時々行っているそうですよ。イベント情報は 競輪場ホームページ に乗るので、覗いてみてくださいね。
出島から猿猴川経由で気持ちよすぎるラストスパート!
↑ 猿猴川沿いの車の通れないところをスイスイと走ります。
↑ 橋の下、アート作品のスポットがあるんですねー!知らなかった!!!
ゴールの東千田公園へ。
↑ 自転車で通ると町の見方って全然違うね!(曇ってきたのが残念!)
18キロも自転車で走ったことなかったけど、「ぴーすくる」が助けてくれたのもあってか、そこまでの疲れは出ませんでした♪ 「ぴーすくる」は30キロほど走れるらしいので、余裕ぷーですね。
2017年7月9日中国新聞朝刊にアレ!?
ちなみにこのイベント、中国新聞に掲載されたようなのですが、どうもそこに私たちウジナマニアメンバーが写っていたようで、新聞記事の写真をもらいました。
↑ 完全隠し撮りに気付かず、油断しすぎな態度のわるさ。その上、目立つためのワンコポリス帽子のせいで言い逃れできないっ(笑)
いや、自転車では疲れなかったんだけど、ちょっと暑くてねっ!被爆ヤナギの説明めっちゃ聞いてるんだけど、暑さにやられててねっっ!!!
記者さん、ここを通過して説明を聞いたチーム、30チームくらいあったよね!?
なぜこの写真を、なぜこのお口半開きで無表情なこの写真を選んだのっ!!!?
こんな姿勢で写っていましたが、青年会議所スタッフのみなさん!今ここで、改めましてこのイベントがとても楽しかったことをお伝えしときます。
そして、新聞記事に載っている、8月から無料配布されるサイクリングロードマップ、楽しみにしてまーす!
答え。
“【問題です】 突如現れたあの集団は一体なんなのか!?”
… の答えは、
新しく広島市民たちが作った自然も歴史も感じられるサイクリングロードマップを壮大に試走していた。そしてかなり楽しんでいた。
でした。
※ATTENTION※
今回の写真の中で走行中のものはカメラを固定して撮影したものです。片手運転、危ない。