よいしょ記事が多いのでぶっちゃけトーク!
(できればきれいに!)
どのコンビニがいいのか、ガチで比較しました。
よく聞くのが「○○のコンビニで印刷したらあんまりきれいじゃなかった!」という話。ダメなところは聞くけれど、じゃあ一体どこで印刷したら一番いいのか悩むことも…。
ということで、先日、東京の浅草にて神谷バーの常連さんと電気ブランなる謎の酒を飲んだというお話を書きましたが、その時撮影した写真を、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクス・ポプラの5社にてプリントし、比較してみました!
※オリジナルデータはiPhone6で撮影し、LINEでデータが送られてきた1280px☓960px(4:3)のものです。LINE側が少し小さな解像度に自動変換したものをダウンロードし、印刷しました。
※スマホで見えにくい方は画像をクリックすることで拡大してご覧ください。
【基礎知識】 ローソンとファミマとサークルKは同じコピー機(プリンタ)、同じシステム。
今回各社まわって初めて知ったのですが、実はそうだったんです。
ローソンとファミリーマートとサークルKサンクスは同機種のSHARP製プリンタを使っていて、全く同じシステムを導入しています。もちろん個体差は多少あるにしろ、ほぼ同じ状態で印刷されます。
なので、ここの検証結果は、
・セブンイレブン (FujiXerox 型番なし)
・ローソン/ファミマ/サークルK (SHARP MX-3610DS)
・ポプラ (KONIKA MINORTA bizhubC353CS)
の3つで、L版印刷をした場合を比較した結果を記載します。
■先に結論■ ローソン/ファミマ/サークルK がおすすめ ■個人的には■
ローソン/ファミマ/サークルK のプリントシステムが「人間が写っている写真の場合は(特に女子)」一番かなとおもいました。ただし被写体やオリジナルデータの色味などにも関係するので、よかったら以下の検証結果を見てご判断ください。
→ ページ下にある比較一覧表をサクッとみたい方はこちらをクリック ←
【写真全体の色味比較】 同じ写真でも色味が全く違った。
オリジナルデータは少し赤めの写真です(ポプラがオリジナルデータに近い色合い)。
緑色の服の差を見比べるとわかりやすいのですが、セブンイレブンは緑が強く、ローソン/ファミマ/サークルKの3社連合は緑と青の深みが強いことがわかります。ポプラ以外は赤を抑えているので青や緑が強くなり、人もモノもくっきり見えるようになるのですが、その分雰囲気は白っぽく冷たくなります。
【印刷範囲の比較】少しずつまわりがカットされている。
印刷範囲を青枠で塗りつぶしています。
各社それぞれカットされますが、最大で縦が3%ちょっと、横19%ちょっとがカットされます(筆者調べ)。左端下の筆者の鼻と口を比較するとわかりやすいですかね。ちなみにカット率が一番高いセブンイレブンはその分拡大して印刷されています。残り2社は、まぁ誤差でしょう。
【粗さ(ざらつき)の比較】 くっきりの粗さ VS 柔らかさのぼかし
まず一行目は2箇所のチェックポイント。
手の右横のほっぺたを見てください。
ざらつき度から言うと、セブンイレブンはドットの具合がはっきり見え、ざらついている感覚があります。他社よりも拡大したのと、赤みを抑えたために他の色が突出してしまっており、ざらつきが見えやすくなってしまうんですねー。(元の写真の解像度が大きければそこまで気にならない可能性もあり)
そして、サムズアップ(いいね!)の手。
ここもわかりやすいですね。手のシワや影、手の甲の毛の具合を比較するととてもわかりやすい。一番きれいに見えるのはコントラストを抑えた ローソン/ファミマ/サークルK。ポプラは元の赤みが強いのでちょっとどす黒い感じに印刷されています。
二行目。チェックポイントはピースの手の色と服の色味。
はっきり見えやすくなっているけど緑の強いセブンは少し冷たい色合いに。そのままの色だけど柔らかみがある、しかしボケた印象が残ったポプラ。ローソン/ファミマ/サークルK は、指の影もそれなりに出て一番無難じゃないかな。
三行目は筆者の肌色を比較。
筆者は女子なので、自分がきれいに残った方がうれしいです(笑)
肌色メインで明るさがきれいに調整されたのは ローソン/ファミマ/サークルK 一択、第二位はセブンかな。
…で、何かとそれ以外の情報も一緒にまとめたらこうなりました。
各社比較
セブンイレブン | ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクス | ポプラ | |
印刷料金 | 1枚30円 | 1枚30円 | 1枚30円 |
スピード | 10秒(L版1枚) | 25秒(L版1枚) | 15秒(L版1枚) |
プリンタ | FujiXerox 型番記載なし | SHARP MX-3610DS | KONIKA MINORTA bizhub C353CS |
用紙 | ・写真用光沢紙 ・一番丸まりにくい ・紙は薄めで柔らかい ・裏面:表記あり 「FUJIFILM Quality Thermal Photo Paper」という文字が灰色で全面に入っている。 |
・写真用光沢紙 ・セブンイレブンよりは丸まるが、時間経過とともにおさまる。 ・標準的な厚み ・裏面:表記なし |
・写真用光沢紙 ・時間が経過しても他社よりは端が丸まる。 ・紙は厚めで硬い ・裏面:表記あり 「DNP(大日本印刷ロゴ)、FOTOLUSIO DS-R(システム名)」が黄色い文字で全面に入っている。 |
印刷方法 | ・ネットプリント(WEB)を使用した事前送信 ・スマホ用アプリ「セブンイレブンマルチコピー」(iPhone|android)を使用したWifi転送 ・現地へメディア持参 ・詳細はセブンイレブン内ホームページを参照。 |
・スマホ用アプリ「PrintSmash」(iPhone|android)を使用したWifi転送 ・現地へメディア持参 ・詳細はローソン、ファミマ、サークルK 内ホームページを参照。 |
・スマホ用アプリ「PlayPhoto(旧FotolusioPhotoPrint)」(iPhone|android)を使用したWifi転送 ・現地へメディア持参 ・詳細はポプラ内ホームページを参照。 |
粗さ | 粗さ(ざらざら感)が強いと感じる | 粗さは見えにくい、ざらざら感が抑えられている | 粗さ(ざらざら感)は多少気になる程度 |
鮮明さ | コントラストが強く鮮明 | コントラストが少し弱めで多少不鮮明 | コントラストが強く鮮明 |
人間の肌 | しわが濃くわかりやすい | 全体的に色が抑えられているため、多少だが美肌効果あり。全体的にきれいに見える。 | しわが見えやすい |
影 | 濃くはっきり見える | ぼやっと見える | はっきり見える |
明るさ | 多少明るめ | 多少明るめ | 特に調整されていない |
実際の色(人間の目で見た色)との違い | 緑が少し強い | 緑と青が少し強い | 実際の色に近い |
印刷でカットされた部分(4:3をL版で印刷した場合) | 上下:19.4%程度 左右:3.4%程度 |
上下:17.1%程度 左右:1.9%程度 |
上下:16.5%程度 左右:2.9%程度 |
まとめ
・今回のような濃い写真でなくて、白みの多い明るい写真ならセブンイレブンもあり。
・LINEやFacebook等で送りあった一旦圧縮がかかったデータでなく(設定により例外もあり)、サイズ(解像度)の大きなオリジナルデータが印刷できる場合はセブンイレブンもあり。
・セブンイレブンは、WEBサービスのネットプリントが用意されているので、現地でワタワタとアプリを操作しなくても事前にパソコンからデータを送ることができる(もちろんPhotoshopなどでの加工済みのものもOK)ので、時短になる。
・見た目そのままやペットや景色を印刷したい場合は、あまり色の調整が入らないポプラがいい。
・新しいiPhone、androidのカメラアプリで撮影した際にHDR機能(撮影時にカメラが自動判別で明るさなどを調整してきれいに合成してくれる機能)をONにした写真で、携帯上でデータをみたときに「暗い・濃い」と別に感じないものを印刷する場合は、ポプラへ。ポプラで印刷して「色が暗いな濃いな」と感じたら、 ローソン/ファミマ/サークルK へ。
・裏面がいかにも写真プリントでない方がよければ ローソン/ファミマ/サークルK の用紙がいい。
・女子手動の自撮り など、女子が多くきれいに残った方が喜ばれる写真は ローソン/ファミマ/サークルK がいい。
という結果になりました!どうぞご参考になさってくださいね。
せっかくなら、たとえコンビニのスピード印刷でも、納得のいく写真をプリントしよう。