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神戸布引ハーブ園 その2 レストラン編

2021/11/29 - レビュー, 広島県外, 神戸

前回の記事ではロープウェイで山頂に上がるところまでをご紹介しました。

↓前回の記事

今回は神戸布引ハーブ園にあるレストランについてご紹介します。
神戸布引ハーブ園にはいくつかの飲食施設があり抜粋すると以下の通りです。

  • メインダイニングとなるレストラン「ザ・ハーブ ダイニング」
  • ・ゆったりくつろげるカフェラウンジの「ザ・ヴェランダ神戸」
  • ・ドイツ料理などを単品で軽く楽しめる「展望プラザフードコート」
  • ・ロープウェイ中間駅近くの「オープンカフェ」

とにかく施設が広いので他にも食べられる場所があるかもしれません。
天候が良ければ「ザ・ヴェランダ神戸」のテラス席やフードコートでお食事をするのも良いでしょう。(展望プラザフードコートは冬季休業だそうです)

「ザ・ヴェランダ神戸」のテラス席はこんな感じ。
展望台のようになっていて空も近いので異国のような解放感があります。

この日、私たちは滞在時間にあまり余裕がなかったためいろいろ食べてみることができずかつ、来園する前から食べたいと決めていたものがあったのでハーブ園を少し見て回ったのちにレストランのオープン時間である11時になった途端にメインダイニングの「ザ・ハーブダイニング」に駆け込みました。

モノレールの山頂駅からすぐのところにある展望レストハウスの2階がザ・ハーブダイニングになっています。

ここの2階である

レストランの中はこんな感じ!
オープン直後なので貸切状態!
庶民的に利用できるのですがスタッフの方からは高級レストランのような雰囲気が漂っていて若干緊張しちゃいます。(雰囲気の問題なので心配無用)
とにかく天井が高くて店内BGMは荘厳なオペラが流れていて、自分が貴族になったかのような錯覚を覚えちゃう…
コロナ禍の対策なのか、もともとこんな感じだったのか、席と席の間は広々としていてかなり快適です。
写真だと分かりにくいですが他の席のことが全く気にならない距離感です。

窓の外の景色が良いかと言われるとちょっとうーんという感じですが、そこに関しては座席によって当たり外れがあるかもしれません。
ぶっちゃけ、景色はハーブ園内に素晴らしいところがたくさんあるのでここは景色よりも飲食環境とお料理の美味しさが重要!

席に着くとこんなものを渡されました。
マスクが必須のコロナ禍ならではの心配りがとても嬉しい。

ザ・ハーブダイニングではセットメニューの注文が必須で、希望する方がそれに単品メニューを追加するスタイルです。

公式サイトの2021年秋メニューより

セットメニューはこんな感じのメイン料理に前菜スタンドとパンがついて税込で3,190円です。(メイン料理によっては追加料金あり、お子様メニューもあり)
ちょっとお高いと感じる方もおられるかもしれませんが、高級ホテルのランチコースくらいを期待しても良いので食べた後は「こんなに素晴らしい環境で美味しいお料理を食べさせてもらえて3000円ちょっとは安い!」と思うことでしょう。
私たちも今回は予算が限られている旅だったのでお値段に躊躇しましたが、「頼んでよかったね!」「これを食べるためだけに通いたいね!」という感想になりました。

前菜の8種はかなり大きなスタンドで届けられます。(写真は2名分)
このスタンドはかなり大きくてテーブルの半分近くを占拠するので若干手狭になりますが大きさに比例してこちらのテンションも上がります。

冷製スープのようなカブのパンナコッタ、ムース状の豚肉タルト、一番下に隠れているけどサンドイッチなどなど、ハーブ園の特徴をうまく取り込んで個性が出された前菜たちがとても素敵なのです。
味付けもさっぱりのものやしょっぱめのものまで、飽きずに奥深い味わいのものが色々いただけます。
一口めに味覚の整理が追いつかないものも、二口めから「あ!これめちゃくちゃ美味しいわ!」に変わって、食べ終わったら「もっと食べたい!」ってなったりもします。

ブロッコリーなど個人的に苦手な食材もありましたが、苦手な食材でもかなり美味しくいただけました。
前菜はだいたい3〜4口サイズで、少食の方だと前菜だけで満腹感が生まれ始めるかもしれません…

前菜のなかで私のイチオシがこちらです。
「生ハムと柿」です。
ここのシェフは奇を衒うためにとんでもないことをしたのかと思いきや、食べてみるとなんか食べたことがあるようなないような複雑な味…

そうだ!これ生ハムメロンの仲間だ!

熟して柔らかくなった柿の食感と甘みと生ハムの塩気が口の中でぎりぎり喧嘩せずに混ざり合ってくる感じ…
一口めは味覚が理解についていかなかったのですが、二口めから美味しすぎて貪るように食べちゃいました。
これは頑張れば自宅でも真似できるかもと思い、絶対に記憶に残しておこうと思ったお料理でした。

カボチャのなんかとカブのソースとかだったと思いますがメモ漏れ…
これも未知の食べ物でしたがカブのソース(?)のフレッシュな酸味とカボチャの控えめな香ばしさでめちゃくちゃ美味しかったです。

置かれているお花たちはエディブルフラワーで全部食べることができます。
甘くて食べやすいお花が多かったですが、中には青臭くて硬めのものもありました。
お花やハーブはカリカリの乾燥ローズマリー以外美味しく完食できました。

私が選んだメインディッシュはこちら。
ツナときのこのボスカイオーラ風トマトパスタ、選んだ理由はトマトが大好きだから!

硬めのアルデンテに食感が残るサイズのやや大きめの具材がよく馴染んで、どちらかといえば濃厚な味付けなのですが、ハーブのフレッシュさも手伝って飽きることなくめちゃくちゃ美味しくいただけました。

ただし、満腹…

届いた時は少ないかなと感じたのですが、お皿がぽこんと窪んでいてパスタが深いところにもいるのでボリューム的には一般的なパスタやさんの1.5倍くらいかなと感じました。
前菜をたっぷりいただいた後なので完食する途中で箸が止まるくらいのボリューム感でした。

パスタを食べ終わるとお皿の中に大量のきのこがゴロゴロと余って、最後はキノコ料理をいただくかのようにひたすらキノコを食べていました。(おいしい)

参考までに、こちらは同行者が注文した鶏もも肉のローストマッシュルームのクリームソースです。
味付けにこだわりのある同行者が「濃すぎなくてすごく美味しい、鶏の皮もパリパリに焼かれていて最高だった」とのことだったので最高だったのでしょう。

そうそう、忘れていました。

メイン料理と一緒にパンが届けられました。
ふっくらと柔らかめのパンで豊かな小麦の香り以外は過度な主張のないお料理を邪魔しないパンでした。
テーブルマナー的にはNGかと思いますが、お皿に残ったソースをパンにつけて食べると美味しかった!

非日常感を味わえる広々とくつろげる環境で最高に美味しいお料理までいただけて、これで3,000円ちょっとっていうのは体験した人ならわかるハイコストパフォーマンスです。

スタッフの方もものすごく丁寧でフロアの様子をしっかり見てくださっています。
コップのお水がなくなるとすぐに持ってきてくださいますし、大きな紙ナプキンを膝に置いていたら知らぬうちに落としていて、それに気づいたスタッフさんが「新しいのをお使いください」と新しいものを渡してくださり床に落ちているのをすぐに回収してくださいました。(ありがとうございます、気をつけます!)

季節ごとにメニューは変わるようなので、季節ごとに訪れて全メニュー制覇したいなという気持ちになりました。

先に紹介した通りハーブ園には他にも飲食できる場所があり、できることなら全部制覇したい、そのためには1日じゃぁ時間が足りないです…
あぁ…ハーブ園に泊まりたい…

ということで、レストランのお話はこれくらいにして、次回はようやくハーブ園の中をざっくりと駆け足でご紹介したいと思います。

次は園内編で!

掲載内容は執筆時時点のものです。
最新情報などは神戸布引ハーブ園の公式サイトをご確認ください。

創刊カラフルの神戸布引ハーブ園シリーズ

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