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神戸布引ハーブ園 その1 ロープウェイ編

2021/11/25 - レビュー, 広島県外, 神戸しぶ

新神戸駅近くの超おすすめスポット!
神戸布引ハーブ園(ぬのびきハーブえん)が素晴らしすぎた…

広島駅から新幹線で1時間くらいで行ける新神戸駅は神戸観光の入り口となる場所ですが、今回はこの新神戸駅近くにある神戸布引ハーブ園(ぬのびきハーブえん)をご紹介します。

新神戸駅を出る時にちらほら神戸布引ハーブ園の看板や入り口を見かけることがあるので知っている人は多いと思うのですが、観光だとそのまま三宮方面に行ってしまって立ち寄る機会がないという人も多いのではないでしょうか?
私も今まで素通りしていましたが、ここは素通りするには惜しすぎるほど想像を遥かに超えて素晴らしい場所だったのです。

今回、私たちは例の水族館atoa(アトア)へ訪れるのが1番の目的で、2番目の目的として以前から素通りするだけで気になっていた神戸布引ハーブ園へ立ち寄ることにしました。
「食事も込みで滞在時間は長くて2時間くらいかな」と思っていたのですが、「2時間じゃ全然足りない!一日中いたいし泊まれるものなら泊まりたい!住めるなら住みたい!」そんな素晴らしい場所でした。

長くなってしまいますので、今回は小粒な記事3つに分けてご紹介してゆきたく、まずはロープウェイ編をお楽しみください。

※本記事は新型コロナウイルスの感染者数がかなり減少してきた時期に、発着地ともに「県を超えた移動の自粛」が出ていない状態の時に行動したものです。
マスク着用と消毒の徹底、不要な会話を避けるなど新型コロナ対策に万全の注意を払いながらの行動です。

ロープウェイで行くハーブ園

この日は11月の金曜日、冬の気配が薄く暖かい日が続いていた中で突然ちょっとだけ寒くなった日でした。
神戸布引ハーブ園は夜景が素晴らしいと聞いていましたが、他のスケジュールとの兼ね合いで朝9:30に新神戸に着いたらそのまま神戸布引ハーブ園に向かって食事をするという流れになりました。

神戸布引ハーブ園に行くためにはロープウェイを使うのが一般的です。
ハイキングコースを徒歩でも登れるそうですが初心者にはハードルが高いのでそこは今回は回避しました。

ロープウェイは全長1,460m、標高400m、秒速4メートルで約10分間の空中散歩だそうです。

古めかしい施設を想像していたのですが、近代的で清潔感もありかなり快適なロープウェイでした。

新神戸駅からロープウェイ山麓駅へ

新神戸駅から出ようとするとあちこちに神戸布引ハーブ園の看板や案内表示が目につきます。

新神戸駅出口の連絡通路から山麓駅が遠くに見えます。

新神戸駅の構内を歩いているのかもう駅の外なのかよくわかんないところを案内表示に従って歩いて行くと…

ここまでは新神戸駅を出て神戸布引ハーブ園を素通りする人も目にしたことがあると思います。
ここからが今回の本題です。

専用通路を少し歩くとロープウェイ乗り場に到着します。
新神戸駅の出口がどこを指しているのかはわかりませんが、公式情報としてはロープウェイ乗り場まで「新神戸駅から徒歩5分」と書かれています。
体感的にも遠いとは感じないので気張るような距離感ではないと思います。

さすが神戸、ロープウェイ山麓駅の入り口前の広場もゆったりとおしゃれな感じ。
自動販売機も景観に馴染むよう色が塗られていますね。

写真中央ちょっと上に小さくロープウェイが写っています。(ズームレンズ付きのカメラが欲しい…)
古めかしい萎びたロープウェイを想像していましたがすごく新しく見えて近代的!

神戸布引ハーブ園のロゴもおしゃれでエレベータの扉や壁も上品かつ個性的な色で仕上げられています。

エレベーター内部の壁にはいい匂いのするハーブの瓶が備え付けられていました。
この写真だけを見ると「治安の悪い集合住宅のエレベーター内に漂っている謎の悪臭をなんとか消そうとしている管理人の苦労があふれる出る写真」に見えちゃうのですが、神戸布引ハーブ園へ続くロープウェイのエレベーターの中で見るとゲストに対する歓迎の心遣いに見えるから不思議…

ロープウェイに乗った!

神戸布引ハーブ園公式サイトがものすごく充実していて、35秒でわかるロープウェイ動画がありますのでこちらをご覧ください。

「この動画を見るだけで全部理解できる」ってレベルのものですが、せっかくなのでもうしばらく私の体験にお付き合いください。

テンションが上がりすぎて内装や外観を撮影し忘れたのですが、ロープウェイはめちゃくちゃ綺麗に手入れされていてかなり新しいものに見えます。
6人乗りだそうですが6人乗るとかなり手狭かもしれません。

この日は、まったく混んでいなかったのでグループごとに1台のロープウェイに乗せてくださいました。
特に何もない平日の朝、開園に合わせて行ったので乗り場のお客さまは3組くらいでした。
土日は少し待ち時間が発生することもあるそうですが幸いこの日は待ち時間全くなしでした。

ところで、このロープウェイはけっこう古くからあるとは聞きますがいつからあるんでしょうか?
Wikipediaによると、1991年10月23日に開業して、2011年3月31日にリニューアルしたという記述があります。
ということはこのロープウェイはリニューアルから10年くらい経っているものでしょうか?
10年経っているとは思えないほどのピカピカで綺麗なものでした。

ロープウェイはこんな感じで結構な急勾配で登ってゆきます。
紅葉の季節ならもっと綺麗だったんでしょうね!
ちょっとフワフワした感じがありスピードも感じるので高いところが苦手な人は少し怖いと感じるかもしれません。
ただ、設備が新しく見えるので老朽化に対する恐怖は皆無です。(気持ちの問題)

進行方向はこんな感じで山が近く見えるのでさほど高さを感じないという人もいるかもしれませんが…

後ろ側をむくと新神戸の市街地がどんどん小さくなっていってこれはなかなか怖い!
これは写真に収めることが難しい息を呑むような景色でして、神戸布引ハーブ園は夜景が素晴らしいと言われるのも納得でした。
私は神戸布引ハーブ園からの夜景を見たことがないのですが、この景色が夜景になったら凄そうじゃないですか…

さて、ここでロープウェイの全体像をご案内します。

パンフレットのイラストを引用

ロープウェイはスタート地点となる山麓駅から、風の丘中間駅を経てハーブ園山頂駅へと続きます。
中間駅、山頂駅の間は坂が多いながらも歩いて往復もできる距離感で、行きか帰りのどちらかは歩いて散策して中間駅を利用するのも面白いかもしれません。
(例えば、行きは山頂駅までロープウェイで上がって、帰りは山頂から散策しながら中間駅に向かって中間駅からロープウェイに乗るなど)

中間駅付近からはハーブ園の施設を眼下に見下ろすこともできます。
ハーブ園はかなり広いので予備知識がなかったらこの辺りは「なんかあるけどハーブ園に関係あるのかな?なんだろう…」で終わっちゃうかもしれません。
少し予習をして行っている人だと「これがハンモックの広場かな!?」など点と点がつながってワクワク感が増す気がします。

山頂駅で降りたらこんな感じの日本らしくない可愛いお庭が広がっています。
ここは展望プラザと呼ばれているエリアらしい。

私たちが訪れた時期はクリスマスイベントにはほんの少しだけ早いけどクリスマスイベントの準備が始まっていたようなタイミングでした。
これが大きなツリーになるのかな?

山頂駅から降りて行くロープウェイたち。

山頂駅広場(展望プラザ)からの景色はこんな感じです。
かなり上がったので神戸市街地はかなり小さく見えていて実感がだいぶ薄くなりました。
ロープウィで2〜3分上った時の高さが一番怖かったなぁ…

ロープウェイのチケットは色々あるけど往復券がいいと思う

ロープウェイのチケットに迷ったらとりあえず往復券(1500円)を買うのが良いでしょう。
往復券にはハーブ園の入園料も含まれているという考え方のようで、片道券など券種によってはハーブ園に入場できないと明記されているものもあります。
ただ、ハーブ園の入園券みたいなものはなさそうなので建前だけの入園料込みなのか、往復券の人以外は入れないのかなど運用面はよくわかっていません。

往復券以外のものはうまく組み合わせたら何か良い使い道があるのかもしれませんが変に制限がついちゃうのも不便なので最初は往復券で楽しむのが良さそうです。
ロープウェイの往復券を持っていると中間駅でも乗り降り自由なのでチケットを買うなら往復券が絶対にいいですね。

「1500円!?高いよ!」で素通りした人にこそ行ってみてほしい

「ロープウェイが往復で1500円」という金銭面のみが一人歩きして躊躇している人も多いのではないかと思います。
どんなところかもわからない場所に1500円も払って行く人はなかなかいないですよね。
ただ、「ハーブ園」という響きに漠然としたしょぼさを感じてしまっている人は一度公式ページを見てどんなものか想像をアップデートしてもらいたいなと思います。
観光名所のホームページって「ホームページに載っているところだけが最大の見せ場で、その写真すらめちゃくちゃいい感じに撮影されてすごく見えてる」みたいなのも多いですが、神戸布引ハーブ園に関しては「ホームページの通りだし、載っていない素敵な場所もありすぎて1日じゃぁ把握できなさそう」って感じということも付け加えておきます。

つづき↓

掲載内容は執筆時時点のものです。
最新情報などは神戸布引ハーブ園の公式サイトをご確認ください。

創刊カラフルの神戸布引ハーブ園シリーズ

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